「主人の誕生日に、何か特別なプレゼントを…」というお電話をいただいて、「それでは」とお会いすることになりました。
奥様がお持ちになったのは、「銅製のジッポーのライター」でした。「普段ならちょっと派手かなと思う金色でしたけど、今年はゴールドが流行ってたし、何より金色って何か特別な感じがするでしょ?」と、ジッポーのケースを内側まで金めっきすることになりました。
いろんな金めっきの中から奥様の趣味でお選びいただいたのは黄色がかった金色でした。
偶然、その場に居合わせたスタッフが、奥様の了解を得てジッポーのめっき加工の現場に密着取材させていただきました。①銅製のジッポーを手に取って注意深く確認した後、②洗浄を行い、③針金掛けから④脱脂と、瞬く間に作業が進み、あっと言う間に⑤金めっきが行われてしまいました。その間、わずか数分の早業。しかし、⑥金めっき中の状態を肉眼だけで見極めている時の緊張感は、周囲にいた私たちスタッフにも自然と伝わってきました。⑦洗浄後、⑧めっきされたジッポーを確認する奥様の満足そうな表情が印象的でした。